映画「もののけ姫」の主人公といえば、そう、アシタカです。
数あるジブリ作品の中でも屈指のイケメンとして知られ、イケメンランキングでも常に上位に食い込んできます。
そんなアシタカですが、一体彼のどんなところがイケメンと評価されているのでしょうか?
その理由について考察してみたのでご覧ください。
理由1:キュンキュンするくらいメンタルがイケメン!
アシタカがイケメンである理由として、まずそのメンタルを挙げたいと思います。
なんといっても男らしい!
その男らしさは、物語冒頭からすでに発揮されています。
アシタカが「もののけ姫」であるサンと出会う旅に出るきっかけ、タタリ神の呪い。
村に現れたタタリ神を殺したことで、彼は死に至る呪いを右腕に宿すことになります。
その理由は、村の女の子を守るためでした。
また、サンのために、アシタカはたびたび自らの命を懸けます。
石火矢に撃たれ、腹に穴を開けられながらも、タタラ場からサンを連れ出したり。
サンを救うために、人間と獣たちの戦争に身を投じたりします。
自分のために身体を張ってくれる男らしさ。それを目の当たりにしたら、やはりキュンキュン来てしまうのではないでしょうか?
それだけではありません。アシタカはリーダーシップをも兼ね備えているのです。
もともと、アシタカは将来、村の長となるべく育てられていました。
そのためか、まだ少年であるにもかかわらず、常に冷静で落ち着きがあり、理路整然とした言動をします。
それらの要素が、彼よりもずっと年上の大人たちにも一目置かせるのです。
付いていきたくなるようなリーダーシップ。きっとそれが人を惹きつけるのでしょう。
つまりアシタカは、イケメンと呼ぶにふさわしいメンタルをしているということです。
理由2:人間離れしたフィジカルがイケメン!
2つ目の理由として挙げたいのが、そのフィジカルです。
アシタカは非常に高い戦闘能力を持っており、物語の中で何度もその活躍を見ることができます。
刀や弓を使いこなし、自分よりずっと大きい武者たちを打ち倒していくのは爽快です。
放たれた矢を首の動きだけでかわす、放たれた矢を刀で打ち落とす、放たれた矢を素手でキャッチしてそのまま自分で放つ、などなど、意外と魅せるアクションが多いのも高ポイントだったりします。
しかも、アシタカには呪いブーストまであるのです。
命を蝕むタタリ神の呪いですが、その副作用として、人間離れした力をアシタカに与えました。
刀を針金のように折り曲げたり、10人がかりで開ける扉を一人で開けたり、甲冑をつけた武者の腕を弓矢で吹き飛ばしたりと、普通の人間には到底不可能な芸当を披露してくれます。
極めつけは、不死身に思えるほどのタフネスです。
腹を撃たれ、大量に出血するという重傷を負いながら、サンをタタラ場から助け出した場面などは、その象徴ともいえるでしょう。
やはり強い男には憧れてしまうもの。その意味で、アシタカのフィジカルはイケメンであると言えるのではないでしょうか。
理由3:顔立ちだけではなく表情もイケメン!
最後の理由として挙げたいのが、ズバリ、顔です。
え?身も蓋もないじゃないか?結局顔かよって?
ご心配なさらず。
ここまで挙げてきた理由の数々は、顔の良し悪し関係なく、間違いなくイケメンといえますよね。
それこそ例えば、主人公の見た目がゴンザ(エボシの側近で、厳ついスキンヘッド)みたいでも、視聴者はかっこいいと感じることでしょう。物語の趣旨は少し変わるかもしれませんが。
そう、顔の造形の美しさなどは、しょせん付加価値に過ぎません。
顔が良いだけのチャラい男であれば、タタラ場の女たちから、あれほどの人気を獲得することはできなかったでしょう。
ここで言いたいのは、顔立ちではなく、その表情についてなのです。
死に至る呪いを受け、故郷を離れ孤独な旅に出ることになったアシタカ。
まだ若者でありながら、彼はそんな過酷な運命を受け入れ、正面から向かい合います。
そんな、決意と悲しさをたたえた目には、独特の魅力を感じさせます。
どこか陰のある男は、つい気になってしまうものです。
よって、アシタカの顔はイケメンであると認められるでしょう。
世間の声
まとめ
今回はアシタカがなぜイケメンであるのか、その3つの理由を考察してみました。
結論は以下の通りです。
・男らしさとリーダーシップを兼ね備えたメンタル。
・高い戦闘技術に加え、呪いブーストによる怪力、不死身とも思える耐久性を兼ね備えたフィジカル。
・過酷な運命に正面から向かい合う、決意と悲しさをたたえた、独特の魅力を持つ顔。
映画「もののけ姫」が公開されてから20年以上。
自然と人間の調和といったメッセージ性、臨場感にあふれる映像など、名作と呼ぶにふさわしい素晴らしい映画です。
まだ観たことがないという方はもちろん、一度観たことがあるという方も、この機会に改めて触れてみるのをお勧めします。
もしかしたら、当時気付かなかった新しい魅力が見つかるかもしれませんよ。