安土桃山時代から江戸時代前期にかけて活躍した武将、伊達政宗。
「独眼竜政宗」と呼ばれ、仙台藩の初代藩主となった人物です。
伊達政宗の子孫には、現代でも活躍している人たちがいます。
どんな活躍をしている人がいるのか、詳しく見ていきましょう。
目次
家系図
家系図を見ると、伊達家は長く続いていますね。
伊達政宗という人は、2人存在しています。
仙台の伊達政宗像や、独眼竜で有名なのは第17代目の伊達政宗です。
現在活躍中の伊達政宗の子孫
代々続く伊達政宗の子孫で、現在活躍している人がいることが分かりました。
特に活躍している3人を紹介していきます。
子孫①サンドウィッチマン・伊達みきお
宮城県出身のお笑いタレント伊達みきおさん。
サンドウィッチマンのツッコミ担当で、怖めの風貌ながら、芸人をする前は福祉用具の販売をしていたというギャップを持っています。
正確に言うと伊達家の子孫ではありますが、独眼竜の伊達政宗の直系子孫ではありません。
9代目伊達政宗の弟、伊達宗行の子孫になります。
曾祖父は検事、祖父は東京大学を卒業している銀行幹部、父も銀行幹部、親族には弁護士や検事などが多い地元の名士です。
伊達みきおさんは、独眼竜政宗の伊達政宗と9月5日で誕生日が同じだそうです。
何かの縁を感じますよね。
子孫②トップモデル・伊達佳内子
伊達佳内子さんは、モデルで伊達政宗(亘理伊達家)の直系の子孫です。
1996年生まれで、『ミス・ワールド2018』の日本代表に選出され、『ミス・ワールド2018世界大会』ではトップタレント部門で1位に輝いています。
語学が堪能で、英語、フランス語、イタリア語、中国語、韓国語の6か国語を話すことが出来るそうです。
英語は、なんとTOEIC940点。
そのほかにも幼少期から詩吟を学んでいて、大会で優勝するほどの腕前だそうです。
美しいうえに才能あふれる方ですよね。
さすが伊達政宗の血筋です。
現在は、世界5大ミスコンテスト歴代日本代表有志による社会貢献活動団体『5Crowns Japan』の副会長として、途上国の子供たちを支援する活動などを行っています。
子孫③歴史の専門家・伊達泰宗
伊達政宗から数えて、18代目の伊達家当主となる伊達泰宗さん。
東京生まれ・東京育ちでしたが、現在は仙台で歴史の専門家として活動しています。
学芸員の資格を持ち、伊達家ゆかりの歴史遺産の修復なども行っています。
1994年には、安土桃山時代に絶縁した旧広島藩主浅野家と398年ぶりに和解の茶事を執り行った事でも話題になりました。
伊達政宗から絶縁状を送られた浅野長政。
その後、周りの武将たちに何度か和解を説得されますが、何代にも渡って和解できていなかった伊達家と浅野家。
命をかけて戦い、生き抜いてきた歴史を持つ子孫同士、同調できる部分があったのでしょう。
歴史を超えた和解。なんだかロマンを感じますね。
過去に活躍した伊達政宗の子孫
現代で活躍している子孫を紹介してきましたが、伊達政宗の子供や孫たちも活躍していました。
歴史上で活躍していた伊達政宗の子孫、3人について詳しく見ていきましょう。
2代目・伊達忠宗
2代目・伊達忠宗は伊達政宗の次男で、江戸時代前期の大名です。
父伊達政宗の死後家督を継ぎ、仙台藩主として藩の組織や制度の整備などをしています。
仙台藩の地位と基盤固めに大いに功績を残したため、「守城の名君」と称されました。
4代目・伊達綱村
4代目・伊達綱村は、江戸時代前期から中期にかけての大名です。
わずか1歳4か月で家督を継ぎ、混乱する伊達家の中、7歳の時には何者かに毒殺されかけたこともあるそうです。
13歳になると自ら政務を執り行い、防風林の植樹や運河の整備をして、塩釜を発展させました。
また、日光東照宮や塩竈神社の修復と、寺社の修復を積極的に行いました。
五代目・伊達吉村
伊達吉村は仙台藩の5代目藩主で、伊達綱村の養子です。
4代目伊達綱村の寺社修復などで財政が悪化していたため、その立て直しに尽力しました。
色々な政策を試みて、試行錯誤しながら財政を立て直します。
結果的には家臣の人員整理を行ったり、農民が貯めていた余分な米を江戸で売ったりと、徹底的に歳出を抑え、歳入を増やすことで成功しました。
現代の日本の赤字も、伊達吉村に何とかしてほしいものですね。
世間の声
まとめ
今回は、伊達政宗の子孫について調べてみました。
まとめると以下になります。
- サンドウィッチマンの伊達みきおさんは、伊達政宗の子孫だが直系の子孫ではない
- 『ミス・ワールド2018』の日本代表に選出された伊達佳内子さんは、モデルで伊達政宗の直系の子孫
- 18代目の伊達家当主となる伊達泰宗さんは、仙台で歴史の専門家として活動している
- 2代目・伊達忠宗は、仙台藩の地位と基盤固めに大いに功績を残した
- 4代目・伊達綱村は、防風林の植樹や運河の整備をして塩釜を発展させた
- 5代目・伊達吉村は、仙台藩の財政悪化を立て直した
伊達政宗の子孫に、活躍している人がたくさんいるのが分かったと思います。
やはり偉業を成す人の血筋は、受け継がれるものなのですね。
今後も、伊達政宗の子孫たちの更なる活躍を期待しましょう。