バスケ漫画で超有名な作品と言えば、スラムダンクです。
主人公、桜木花道と湘北高校バスケ部の青春の日々を描き、多くのファンに今なお愛されています。
その桜木花道の活躍を足元から支えたのが、バスケットシューズ、通称バッシュですね。
そんな大切なアイテムであるバッシュの値段が、実は小銭で支払える範囲だったというのはご存知でしょうか?
桜木花道の歴代のシューズをご紹介していきます。
体育館シューズでデビュー
札付きの不良として名を馳せていた桜木花道。
ある日、バスケ部キャプテンである赤木剛憲の妹、晴子にスカウトされ、バスケ部へと入部します。
全くのバスケ初心者であり、体格も考え方も常識外れの桜木花道は、当初学校指定の体育館シューズを使用してプレイしていました。
体育館での授業で、足をスベらせたり、踏ん張りがきかなかった経験はないでしょうか?
本格的な運動をするのに、体育館シューズってちょっと不十分な性能なんですよね。
そんな状態でも、ゴールのバックボードに顔面をぶつけるほどのジャンプをするなど、驚異的な身体能力を見せる桜木花道もさすが。
しかし、やはり所詮は体育館シューズ、限界はすぐに訪れました。
初代バッシュ『エアジョーダン6』
桜木花道の初めてのバッシュはエアジョーダン6というシューズです。
神奈川の強豪、陵南高校との練習試合を終えた桜木花道の足元に異変が。
なんと、体育館シューズがぱっくりと裂けてしまったのです。
これではバスケができない!ということで、彼は晴子とともに「チエコスポーツ」というお店を訪れます。
初めて試着するバッシュに大はしゃぎしていると、運命的な出会いが。それが「エアジョーダン6」です。
エアジョーダンとは、スポーツ系メーカーの「ナイキ」が生み出したバッシュシリーズ。
エアジョーダンのジョーダンは、ナイキが専属契約を交わしていた「バスケの神様」とも称されるマイケルジョーダンのことで、彼とのコラボレーションモデルだということを表しています。
また、エアというのは、ナイキのクッション技術であり、また、マイケルジョーダンのジャンプ力の高さに由来するニックネーム「エア」の2つの意味が込められた名称です。
そして、このエアジョーダン6は、マイケルジョーダンが初優勝したときに履いていたモデルでもあります。
桜木花道はエアジョーダン6を一目見て気に入ります。
しかし、実はこれ売り物ではなく、ジョーダンシリーズのコレクターであったチエコスポーツ店長が履いていた私物だったのです。
中古ということで、半ば強奪するような形でこのシューズを格安で入手した桜木花道。
そのお値段、なんと驚きの30円!
ちなみに、店長は10万円積まれても売る気はなかったようです。
こんなエピソードからも、桜木花道という男の大物感がうかがえますよね。
2代目バッシュ『エアジョーダン1』
2代目のバッシュとなるのは、同じくジョーダンシリーズのエアジョーダン1です。
強豪校との激戦を勝ち抜き、全国大会への切符を手に入れた湘北高校。
レベルアップを図るため、1週間でシュート2を万本決めるという個人特訓を達成した桜木花道ですが、そこには大きな代償が。
初代バッシュ、エアジョーダン6に穴が開いてしまったのです!
そこで、新たなバッシュを求めて再び晴子とチエコスポーツへとやってきた桜木花道。
駄菓子程度の値段でエアジョーダン6を奪われた哀れな店長。しかし、今度は自ら一足のバッシュを差し出します。
それこそが、エアジョーダン1です。
エアジョーダン1は、ジョーダンシリーズの1作目となるシューズです。
当時のNBAの規約に反しており、試合で使用すると罰金が発生するのですが、それをナイキが肩代わりし、マイケルジョーダンが使い続けたというエピソードがあります。
実は、店長も高校時代はバスケに青春を捧げた男であり、湘北高校の活躍に、かつての自分を重ねていました。
そして、彼らを応援すると同時に、自分の夢を託す意味もあったのでしょう。湘北のユニフォームと同じ赤黒カラーのエアジョーダン1を無料で譲ろうとしたのです。
しかし、桜木花道もそれでは男が廃ると、手持ちの全額を店長に渡します。
その金額!なんと!!100円!!!
彼の器の大きさをよく表現していますよね。
桜木花道モデルのバッシュが存在する
実は、エアジョーダンとスラムダンクのコラボモデルが存在します。
その名も、エアジョーダン6レトロ“スラムダンク”。
桜木花道の初代バッシュ、エアジョーダン6のボディに作中のシーンイラストがあしらわれた、ファン垂涎の1足となっています。
こちらはプレミア価格が付けられており、非常に高額で取引されているようです。
世間の声
まとめ
今回は、桜木花道が使用していたバッシュと、それを彼が手に入れるために支払った金額を紹介してきました。
・桜木花道は、当初学校指定の体育館シューズを使っていた。
・初代バッシュは、ナイキ エアジョーダン6。お値段30円。
・2代目のバッシュは、ナイキ エアジョーダン1。お値段100円。
ジュース1本くらいの値段で、歴史的な2足を購入したわけですが、桜木花道の規格外っぷりがよくわかりますね。
バスケ漫画の名作「スラムダンク」ですが、その登場人物たちが実在のバッシュをはいているというのも魅力の1つですよね。
原作コミックでは1年間のストーリーが描かれたのみですが、その後、桜木花道たちがどのような活躍を見せ、どのようなバッシュを履くのでしょうか。
そんな未来を想像すると、なんだかワクワクしてきますよね。