70代の今もなお、ロックミュージシャンとして活躍する矢沢永吉さん。
輝かしいその活躍の背後に、2人の妻の存在があります。
今回は、矢沢永吉の2人の妻について調べてみました。
目次
妻が2人いた真実
矢沢さんは、1972年に1人目の妻すみ子さんと結婚され、1990年に2人目の妻マリアさんと結婚されました。
後妻のマリアさんは、1985年に矢沢さんの子を出産されています。
つまり、マリアさんとは不倫関係にあったようです。
ミュージシャンは女性関係が派手な方が多いですよね。
女性の立場からすると複雑な気持ちも湧きますが、それぞれの妻との関係を見ていきましょう。
前妻・すみ子との馴れ初め
1972年、当時22歳の矢沢さんは、3歳年下のすみ子さんと出会い、一目惚れしたそうです。
その頃は「ヤマト」というロックバンドで人気を博し、4日に1度女性を変えるほどモテていた矢沢さん。
そんな男性に見初められるなんて、すみ子さんはとても素敵な方だったんでしょうね。
出会いはディスコ
横浜にあった「グルッペ」というディスコがお二人の出会いの場です。
ロックバンド「ヤマト」が毎日のように「グルッペ」で演奏していたところに、すみ子さんがお客としてやってきます。
矢沢さんはすみ子さんに一目惚れし、すぐに声をかけて交際に至ったそうです。
矢沢さんの著書「成りあがり」には
ディスコに来たマブイ女 それが女房だった
結婚前提でつきあってくれ 出会ったその夜に言った 同棲が始まった
と、すみ子さんとの出会いの衝撃を書き残しておられます。
知り合って2ヶ月で同棲
ディスコで知り合ってから2ヶ月後には、すみ子さんが実家を出て、2人でアパートを借りて同棲を始めたそうです。
そして知り合ったその年(1972年)の内に、すみ子さんは勤めていた銀行を退職し、結婚されました。
売れない時期に支えた
結婚当初、メジャーデビューもしておらず、駆け出しのミュージシャンだった矢沢さん。
金銭的にも苦しい時期で、結婚式を挙げることもできず、結婚指輪を買うこともできなかったため、矢沢さんのお母さんがすみ子さんに結婚指輪を贈ったそうです。
しかしその指輪も、「リブ・ヤング」という当時人気の若者向け番組に出演する衣装を買うために、一時的に質屋に入れたこともあったそうです。
そんな苦しい境遇でも、矢沢さんの夢をともに支えていたのが、すみ子さんでした。
その後、3人の子どもを授かり、小さなアパートで家族が寄り添い合って生活していたそうです。
前妻と離婚した理由
運命的な出会いから結婚に至ったお二人でしたが、1989年に離婚されました。
矢沢さんは、離婚理由を「愛が無くなったから」と語られたそうです。
この時期のすみ子さんは、「家庭に仕事を持ち込んでほしくない」「朝8時に仕事に出て、夜6時に帰る男と結婚したかった」と零していたらしく、1977年頃にはすでに夫婦の間は冷え切っていたようです。
子どもを持つ母としては、夜は家族団らんの時間を持ってほしいと思ってしまいますよね。
また、夫婦間のすれ違いの他にも、離婚理由が2つあったのです。
理由①35億円の借金
オーストラリアで計画していた事業関係で多額の投資をし、結局それが詐欺だったため、矢沢さんは35億円の借金を背負ってしまいます。
すみ子さんは「家庭に仕事を持ち込んでほしくない」というタイプなので、相談することもできず、矢沢さんは家に帰らずお酒に依存する毎日を過ごしていたそうです。
自分がつらい時に、パートナーに受け止めてもらえないのはとても悲しいですよね。
理由②不倫
巨額の借金を背負い、思い悩みながら飲み歩いていた矢沢さんは、その頃に2人目の妻マリアさんと出会います。
矢沢さんとマリアさんはすぐに不倫関係となり、1980年代には世間にも知られるようになりました。
そして、1985年には矢沢さんとマリアさんとの間に子どもが生まれたのです。
結局、1989年に1人目の妻すみ子さんとの離婚が成立し、1年後の1990年に矢沢さんはマリアさんと再婚しています。
慰謝料はポルシェ3台分
最終的には、不倫が原因ですみ子さんとは離婚し、矢沢さんはポルシェ3台分の慰謝料を払ったそうです。
金額にすると4000万~6000万円ほどになります。
また、離婚後もすみ子さんは矢沢さんの経営する会社の役員でした。
息子さんも矢沢さんのライブDVDを制作している会社に勤めているそうです。
矢沢さんは、売れない頃から支えてくれたすみ子さんに対する感謝の気持ちと、3人の子どもたちと離れて暮らすことへの残念な気持ちを抱えながら、心を尽くしていたのかもしれませんね。
現在の妻・マリアとの馴れ初め
2人目の妻マリアさんは、矢沢さんが借金で苦しんでいる時に、親身に話を聞いてあげたそうです。
仕事の悩みや愚痴も聞いてくれて、時には叱咤激励しながら「こうしたほうがいい」とアドバイスもくれるマリアさんに、矢沢さんもどんどん惹かれていったのでしょう。
矢沢さんにとって、一番つらい時期を支えてくれた人がマリアさんだったのです。
出会いはロサンゼルス
二人が出会ったのは、アメリカのロサンゼルスで、当時のマリアさんはモデルのお仕事をしていたそうです。
マリアさんはアメリカとのクォーターで、とても美しい人です。
気が強く、矢沢さん相手にも媚びずにはっきりと物を言う、真っ直ぐな性格の女性だそうです。
詐欺被害にあった矢沢を励まし続けた
詐欺被害にあい、巨額の借金を抱えて、酒浸りになっていた矢沢さんを奮い立たせたのはマリアさんでした。
「お酒もいっぱい飲んだでしょ?飽きたよね?たしかに大変な額だけど、矢沢永吉が本気を出したら返せないお金じゃないから」
というマリアさんの言葉を受けて、矢沢さんは「これは映画だと思えばいい」と発想を切り替えることができたそうです。
「主人公が追い込まれるピンチのシーンなのだ」と考え、借金返済に向けて動き出し、それまで以上に精力的に仕事をこなしていった矢沢さん。
わずか6年で35億もの借金を完済したそうです。
不倫関係の中で出産
1977年頃から不倫関係は長く続き、1985年には、矢沢さんとマリアさんの間に女の子が生まれます。
子どもが生まれるまで、矢沢さんは恐怖感や逃げたい気持ちが強くあったそうですが、生まれて来た娘を抱っこした時に「父親として責任を持って娘を『矢沢』の苗字にして幸せにしたい」と思ったそうです。
この時生まれた娘が、現在歌手として活動している矢沢洋子さんです。
不倫は良くないですが、子どもを幸せにしてあげたいという親心はすばらしいですね。
妻・マリアもバツイチ
実はマリアさんにも離婚歴があるのだそうです。
モデルのお仕事ができるほどの美人なら、すでに結婚していたということもあり得ますね。
W不倫だった
マリアさんが既婚者だったと聞くと、結婚していた時期が気になりますよね。
時期次第では、W不倫だった可能性もあります。
色々な情報がありますが、矢沢さんとマリアさんが出会ったのは1977年頃で、マリアさんが離婚したのは1976~1979年頃だと言われています。
矢沢さんの曲「Morning Rain」の歌詞の中に「待つひとがいる Mrs.M」という表現があり、これがマリアさんを指す言葉だとしたら、W不倫だったと考えられます。
前夫は熊谷登喜夫
マリアさんが結婚していたお相手は、ファッションデザイナーの熊谷登喜夫さんです。
マリアさんはモデルのお仕事をされていたので、お仕事を通じて出会われたようです。
熊谷さんは、「装苑賞」という多くの著名デザイナーを輩出したファッションコンテストで受賞した実績があり、国内外で活躍された売れっ子デザイナーでした。
前夫は病気に倒れた
熊谷登喜夫さんは、1987年にエイズでお亡くなりになりました。
マリアさんにとっては、矢沢さんとの子どもを生み、子育てに励んでおられた時期ですね。
夫婦関係は良好
1990年に結婚されたお二人、現在も夫婦仲は良好のようです。
30年以上も夫婦として寄り添っているのは素晴らしいですね。
陰ながら支え続けている
元モデルで美人のマリアさんですが、テレビなどには出演せずに陰ながら矢沢さんを支えておられます。
プライベートではネガティブな思考に陥りやすい矢沢さんは、いつも前向きなマリアさんにとても助けられているそうです。
現妻との間に子供は3人
ドラマチックな出会いで結ばれた矢沢さんとマリアさんの間には、3人のお子さんがいます。
- 長女:矢沢洋子さん 1985年11月12日生まれ
- 長男:早稲田大学入学 との噂
- 次男:アメリカ留学 との噂
長男や次男については、一般人のため情報がありませんでした。
マリアさんをはじめ、家族それぞれが陰になり日向になり支え合っておられるのですね。
長女・洋子はミュージシャン
長女の洋子さんは、「矢沢洋子」として歌手デビューしているミュージシャンです。
12歳の時、家族と共にアメリカのロサンゼルスに移住したそうです。
18歳で日本に帰国し、上智大学の文学部ドイツ文学科を卒業後、音楽活動を開始されました。
父親である矢沢永吉さんとは、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」のCMで共演されています。
お二人とも歌唱力が高く、メイキング映像ではとても仲の良い様子が伺えます。
世間の声
まとめ
今回は、矢沢永吉さんの2人の妻について調べてみました。
- 1972年に1人目の妻すみ子さんと運命的に出会い結婚する
- 夫婦はすれ違い、巨額の借金で悩んでいた時2人目の妻マリアさんと出会う
- マリアさんと不倫関係になる
- 1985年にマリアさんと矢沢さんの子どもが生まれる
- 1989年にすみ子さんと離婚
- すみ子さんには多額の慰謝料を払う
- 1990年にマリアさんと結婚
- 3人の子どもを授かり、現在も夫婦仲は良好
いかがでしたか。
2人の妻に支えられて、スターの道を駆け抜けてきた矢沢永吉さん。
不倫はマイナスイメージが強いですが、それをも魅力に感じさせてしまう人なのだなと感じました。