三菱財閥の創業者である、岩崎弥太郎をみなさんご存知でしょうか?
明治時代に、巨万の富を築いたと言われています。
そんな岩崎弥太郎の子孫が現在の日本経済を支えている事実が発覚したので、ご紹介したいと思います。
家系図
岩崎弥太郎は、1835年に土佐藩で生まれました。
生活は困窮していましたが、数々の学問に励み、商人の道へ進みました。
その後、三菱財閥の創業者になり、海運業等の事業を発展させました。
2019年では三菱グループの総売り上げは70兆円となり、これは世界最高とされており、日本人として自慢できる素晴らしい企業と感じます。
「三菱は岩崎家1個のものではなく、国家社会のための三菱である」という考え方を持ち、『三菱は国家なり』と言われ、国家との結びつきを大事にしてきました。
その為、岩崎弥太郎の子供は有望な相手と結婚させ、国家との結びつきを強めていったのではないかと言われています。
岩崎弥太郎の子孫たち
出典:https://twitter.com/
(左)岩崎弥太郎 (右)妻・喜勢
岩崎弥太郎の子孫の中で、素晴らしい活躍をされた方がいます。
- 加藤高明
- 岡部長景
- 加藤厚太郎
- 幣原喜重郎
- 木内孝胤
- 木内信胤
- 由紀さおり
以上7名について、1人ずつ見ていきましょう。
加藤高明
加藤高明は、第24代内閣総理大臣を務めました。
加藤高明の妻は、岩崎弥太郎の長女・春路なので、岩崎弥太郎にとっては娘婿となります。
主に行った政治は、普通選挙法を成立させたことです。
それまでは高額納税者しか選挙権は持っていなかったのですが、加藤高明内閣によりその納税条件を撤廃されました。
この普通選挙法の成立は、25歳以上の男性のみというもので現在とは違うものですが、現在の選挙法に繋がる一歩であることは間違いありません。
岡部長景
岡部長景は、昭和初期の外交官として活躍していました。
岡部長景の妻は加藤高明の長女・悦子なので、岩崎弥太郎にとっては孫婿になります。
東京国立近代美術館の初代館長だったり、国際文化振興会理事長で、国際文化交流を行いました。
加藤厚太郎
加藤厚太郎は、三菱の損害保険会社・日新火災海上保険の元取締役でした。
加藤厚太郎の母親は、岩崎弥太郎の長女・春路なので、岩崎弥太郎にとっては孫になります。
政界に出て活躍をされている子孫が多い中、加藤厚太郎は三菱の発展のため働き続けていたと言われています。
幣原喜重郎
幣原喜重郎は、第44代内閣総理大臣を務めました。
幣原喜重郎の妻は、岩崎弥太郎の妾との子である雅子なので、岩崎弥太郎にとっては娘婿となります。
岩崎弥太郎の義理の息子で、2人も内閣総理大臣を務めることは素晴らしいことですね。
幣原喜重郎は、日本国憲法の草案に関わりました。
武力を捨てることにより天皇制を保持する考えを持ち、憲法9条「戦争放棄」に関わり、現在もその憲法が引き継がれています。
木内孝胤
木内孝胤さんといえば、元衆議院議員ですね。
岩崎弥太郎の次女磯路のひ孫にあたるので、岩崎弥太郎にとっては玄孫になりますね。
衆議院議員を2期も務め、大学も慶応義塾大学の経済学部を卒業されており、とても優秀な方ですね。
木内信胤
「歴代内閣の経済指南番」と呼ばれた、木内信胤。
木内信胤は経済評論家として、政財界で大活躍された、重要人物です。
木内信胤の母親は岩崎弥太郎の娘・磯路なので、岩崎弥太郎にとっては孫になります。
また、木内信胤の妻は福沢諭吉の孫にあたる方なんだとか。
世間は狭く感じてしまいますよね。
由紀さおり
現在、歌手や女優として活躍されている由紀さおりさんも岩崎弥太郎と親戚関係にあります。
由紀さおりさんのお姉さんの夫は岩崎弥太郎のひ孫にあたるので、由紀さおりさんは岩崎弥太郎にとっては「ひ孫の嫁の妹」という関係になります。
由紀さおりさんといえば、現在は「【由紀さおり公式チャンネル】由紀チャンネル♪」という公式Youtubeでも活躍されており、よく更新されているので、気になるかたは見ていただければと思います。
世間の声
まとめ
今回は明治時代、大活躍された岩崎弥太郎の子孫の活躍についてお伝えしました。
- 加藤高明は娘婿で、第24代内閣総理大臣を務めた
- 岡部長景は孫婿で、外交官として国際文化交流を行った
- 加藤厚太郎は孫で、政界には行かず三菱の発展に生涯働き続けた
- 幣原喜重郎は娘婿、第44代内閣総理大臣を務めた
- 木内孝胤は玄孫で、元衆議院議員として活躍した
- 木内信胤は孫で、経済評論家として政財界で活躍した
- 由紀さおりは親戚関係で、歌手や女優として活躍中
明治時代に言い伝えられた「三菱は国家なり」という言葉が、国家との結びつきを本当に強め、子孫たちに繋がっているのだろうと考えると素晴らしいですよね。
この子孫たちの活躍のおかげで現在があり、日本経済を支えてくれたのだということですね!